一浪を経て某国公立医学部に入学した人のブログ

一浪を経て某国公立医学部へ入学しました。浪人生活や医学部受験について書いたブログです。

2020年の国公立医学部出願状況について

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どうも、こんにちは。

一浪を経て某国公立大学医学部に合格したぷろろです。

 

今日は「2020年の国公立医学部出願状況」について綴ってみます。

 

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①2020年の国公立医学部受験者は減少した

 2020年のセンター試験は大荒れだった反面、医学部受験生にとってはラッキーな部分もありました。

 

センター得点率が低い(と思い込んでしまった)人たちが他学部へ出願し、また、医学部を受験するとしても、浪人できない(と思い込んでしまった)人たちが志望校ランクをさげた結果、医学部全体の受験生数は減り、上位国公立医学部は穴場となったようです。

 

② 2020年真の勝者は「名古屋市立大学」と「和歌山県立医科大学

 

医学部入試は大どんでん返しが起こることで有名です。2020年の話題をかっさらっていったのは、名古屋市立大学と和歌山県立医科大学でしょう。

 

名古屋市立大学の出願状況

 名古屋市立大学医学部の出願状況は

 

2020年1月28日→0.1倍

2020年1月29日→0.2倍

2020年1月30日→0.4倍

2020年1月31日→0.7倍

2020年2月3日→1倍

 2020年2月4日→2倍

2020年2月5日→2.6倍

2020年2月5日→2.8倍

 

2020年は、2月1日と2月2日が土日でした。週明けはどの大学も一気に倍率が跳ね上がったのに、名古屋市立大学は2月3日の時点でも1倍でした。

 

ちなみに、旭川医科大学(国立)の2020年倍率は

 

2020年1月28日→0.0倍

2020年1月29日→0.3倍

2020年1月30日→1倍

2020年1月31日→1.6倍

2020年2月3日→4.1倍

2020年2月4日→5.1倍

2020年2月5日→7倍

 

ですから、いかに名古屋市立大学が低倍率で進んでいったかがわかります。

 

名古屋市立大学の大学難易度は(河合塾試算)センターボーダー87%、二次ランク67.5。中の上〜上の下あたりの学校です。

 

どうする?旧帝いっちゃう?

それとも地方にいっちゃう?

ああ、どうしようどうしよう。

迷う迷う。

 

という立ち位置なんでしょう。まさに穴なんですねー。

 

逆に、旭川医科大学の大学入試難易度は(河合塾試算)、センターボーダー83%、二次ランク62.5(地域枠)ですから、入試難易度が低い分、高倍率の学校ということになります。

 

和歌山県立医科大学の出願状況

 

さて、もう一つの大穴大学・和歌山県立医科大学の出願状況を見てみましょう。

 

2020年1月28日→0.0倍

2020年1月29日→0.1倍

2020年1月30日→0.2倍

2020年1月31日→0.3倍

2020年2月3日→1倍

2020年2月4日→1.6倍

2020年2月5日→2倍

 

こちらも名古屋市立大学同様に、スロースターター、かつ、中期ものんびりした動きをみせていました。 ネット上では

 

和歌山県立医科大学の倍率が2倍を切ってしまうかも!?

 

とざわざわされていました。和歌山県立医科大学の入試難易度も、全国的に見ると中程度です。決して低いわけでも高いわけでもないのです。なのに穴。「医学部は情報戦である」とつくづく思いました。

 

国公立大学は前期後期、もしくは中期のみ、最高でも3回しか受験できません。どうせ受けるなら低倍率のほうがいいに決まっています。今年和歌山県立医科大学に出願し、合格された受験生の皆さん、おめでとうございます。あなたたちこそ真のラッキーボーイラッキーガールです。

 

⑤高倍率だったのは岐阜大学医学部

一方、2020年の医学部入試で高倍率を記録したのは岐阜大学医学部でした。 岐阜大学の大学難易度は(河合塾試算)、センターボーダー84%、二次ランク67.5。医学部の中では真ん中に位置する学校です。

 

真ん中だからこそ、上から人が落ちてきたのかなーという印象です。

 

2020年1月28日→−倍

2020年1月29日→−倍

2020年1月30日→−倍

2020年1月31日→2.6倍

2020年2月3日→6倍

2020年2月4日→8.8倍

2020年2月5日→10.6倍

 

最終倍率は11.1倍でした。

んな、ばかな。

 

30日までシークレット、31日にどどーんと2.6倍。この時点ですでに和歌山県立医科大の最終倍率を上回っています。土日を挟んだら一気に6倍。最終倍率も11倍超え。涙です。

 

和歌山県立医科大学合格者がラッキーボーイラッキーガールなら、岐阜大学合格者は真の勇者でしょう。どちらもおめでとうございました。

 

⑥結論:国公立大学医学部出願はギャンブルに近い

 

というわけで、今日のテーマは「2020年の国公立医学部出願状況について」でした。

 

国公立の医学部の出願というのは、いろいろな意味でギャンブルに近いです。国公立を落ち、私立に進学した場合、学費の桁が変わってしまうのですから。だからこそ、どこで折り合いをつけるのかが大切です。情報がものをいうのです。

 

2021年の国公立大学医学部入試は、コロナで大揺れするのがわかりきっています。センターも廃止になり、統一テストの全容も不透明。2020年の入試以上に2021年の大学入試は錯綜するのではないでしょうか。

 

こんな世の中だからこそ、本気で医師になりたい人が受験し、順当に合格していきますように。